・寛ぎながら、工芸品の展示も楽しめます。
・おにぎりが充実。コーヒーはちょっとお高め。
・が、お高いだけの価値ある味わい。香りのコク深さには脱帽です。
外観で「おや?」 ~白いのれんのみ。
前回の Mame mura Coffee さんより少し先に富士見駅前商店街に開店したお店です。やはり同じく、他の地域からいらした方が、閉店したお店を自ら改装して開店されたそうです。
古くからこの街にいらっしゃる方には、「以前のキネドールの場所」って言ったら、ピンと来そうですね。
まず目についてしまうのは、店頭には無地の真っ白なのれんがかかってるだけ、ってところ。
お店の名前も目立って書かれておりません。初めて通りがかった人は「この街になにができたの?」って感じになっちゃいそうですね。
想像力と期待感を掻き立てら、潔いと言うか、いかにも現代風な感覚ですよね。
中でも「おや?」 ~工芸品がいっぱい。
では、中へお邪魔しま~す。
...と、ここってなんのお店だったっけ?と思っちゃうくらい、工芸品の展示が目につきました。
実はこのお店、地元の芸術家さんたちに作品を展示する場としての提供もされていて、時期ごとに入れ替わりでいろいろな展示をしているそうです。
今回は藍染品でしたが、以前お邪魔したときは陶器の作品が並んでおりました。運がいいと製作者さんが来ていて話もできちゃいます。
たしか、お店のご主人もなんらか作っているようなことをおっしゃってた気がしますが、覚えておらずすみません。m(__)m
お気に入りが見つかったら、この場で直接買うこともできますよ。前回は陶器のマグカップを買っちゃいました。
コーヒーはこだわってらっしゃいました。
さて、ようやく目的のコーヒーを。
メニューはこんな感じ。
ここは、コーヒーと並んで、おむすびが名物なんですよね。注文したその場で握ってくれるのがうれしいサービスです。前回は、酔った帰りに立ち寄って、ツナのおにぎりを美味しくいただきました。
今回の目的であるコーヒー、ご主人にお勧め品を尋ねてみたら、
「しっかりしたコクを味わうには、東京の『蕪木』から取り寄せてるブレンドコーヒーがおすすめ!」
とのこと。
わたしは知らなかったのでググってみましたが、『蕪木』って有名なコーヒーとチョコレートのお店だそうですね。
そうであれば、蕪木のブレンドコーヒー、行きましょう!
この日は「羚羊」が売り切れで、”やや深煎り”とある「珀」にいたしました。
本物でした。さすがです。
店内は木目調のいい雰囲気。
窓際に座って待ってたら、持って来てくれました。
いいですねぇ、この透き通りそうな感じ。
さすがに香りも抜群。お勧めされるだけありますよ。
味ももちろんGood。十分なコクで、口の中で広がる芳醇な香りが、とても良い心地です。
きっと、また来させていただきます。
正直言いますと、コーヒー1杯で650円、プラス消費税なので715円。一般市民には高く感じるこのお値段くらいの価値があるのかどうか、注文した時には「厳しく見てやろう!」の思いでいましたが、これならこの値段は頷ける。たまにはちょっと落ち着いたリッチな気分を味わいたい、なんてときは、このコーヒーで寛ぐのがすごく良さそう。
これで”やや深煎り”クラスとはねぇ。さらに上の”深煎り”を楽しめる日が待ち遠しいです。
本格派に出会えた、よい一日でございました。
オンリ [onri] 住所:〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見4654−73 電話番号:070-8405-8289 営業時間:11:00~16:00(21:00) 定休日:日、月、火 駐車場:なし 支払い:現金
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