どうしても紹介したかったお店でした
今回はなんとカフェではなく、酒屋にやって来ちゃいました。(^^;
「おもしろい記事を書けないからって、遂に酒場に逃げ込んじまったかっ!!!」
こんな声が聞こえそうですけど、この富士見町の『よはく酒店』さん、以前からずっと紹介したく思っておりました。
この日はなんとなく昼飲みしたかった気分だったこともあり、ブログ管理者権限で掟破りをしちゃいましたので、ご容赦ねがいます。m(_ _”m)
ここは角打ちができる酒屋さん
場所は、富士見駅から道をずぅ~っとまっすぐ下って、左側に見つかります。ビルの1Fで洋服屋さんと隣り合わせの店舗になっています。
お店の名前のとおり、ここはお酒を売ってる酒屋さんでございますが、単なる酒屋さんではございません。
ここはいろんな日本酒の ”角打ち” ができる、酒好きにはたまらなくすばらしい酒屋さんなのです。なにがどう素晴らしいのかは、これから説明させていただきますね。
ちなみに、お店の前に3~4台の駐車スペースがございます。が、ここはもちろんお酒を買いに来た人や隣の衣料品店に来た人向けのもの。角打ちを楽しまれる方は決して運転して来ないでくださいね。(-ω-)/
唸ってしまう個性的な品揃え
中に入ると右側にお酒の数々。まぁ酒屋さんなのでこれはふつうの感じでしょう。右がビール系、左が日本酒系、って感じですね。
では、気になる日本酒から、ちょっとずつ見て行きましょうかねぇ。
...と、日本各地から取り寄せられた地酒がいっぱい!
なんか、あまり聞かないお酒がいっぱいありますよぉ。
知らないのがどんどん出てくる。こりゃすごい。
まだまだありますけど、これで最後にしておきますね。つづきは現地でお楽しみください。(._.)
いやぁ、何度見てもこりゃすごい。
これらは、経営者さんが日本中のいろんな土地を巡って見つけてきたものだそうです。まだメジャーになってなく、その土地でしか売られていないような、珍しいお酒を探しだしているようです。
なので素人のわたくしごときが知ってるお酒など、ある由もなし。
その上さらに味を確かめ、自分が気に入ったものしか仕入れない、というすばらしいこだわりぶり。確かにこれまでここでいただいた日本酒で、外れがあった覚えはなし。感服でございます。
もう一つの特徴は、地元のお酒がほとんど置かれていない、ということ。この諏訪地域近辺はご存じのとおり酒蔵がいっぱいで、どこも引けを取らない美味しいお酒が造られてますが、このお店にはその地元のものがありません。お店の方が語るには、以下のとおり。
「地元のお酒はもちろん美味しいけど、界隈の他店どこでも置かれているので、ここでは自分が納得した珍しいお酒を提供するよう、徹底している。」
この潔さと徹底ぶり、言うは簡単なれど本当にやっちゃうことは、なかなか難しいと思います。格好いい姿勢のお店ですよね。( ^^) _U~~
地ビールも置いてます
なお、日本酒だけでなくビールも置いてます。ここでもメジャーなメーカーはなく、地ビールオンリーで攻めております。
残念ながらビールの写真を撮り忘れておりましたが、この地域限定で生産数量も多くない地ビールが置かれ、これを目当てに遠くから買いに来られるお客さんもいらっしゃいます。(*^_^*)
角打ちってなに?
「ところで、さっきから言ってる角打ちってなんなの?」
なんて聞かれそうなのでかんたんに説明すると、”買ったお酒をその場で飲むこと” ということです。詳しく知りたい方はWikipediaを参照ください。
さきほど説明した日本酒の大半が、このお店で角打ちすることが可能なのです。
初対面のお酒を目の前に、
「これ珍しくて興味あるけど、買ってみて口に合わなかったらいやだなぁ...」
とかいう心配が起こりますが、買う前に角打ちで試してみればもう安心。自分の好みのお酒が見つかるまで徹底的に角打ちしちゃうことも可能です。
こんな山に囲まれた小さな町にいながら、これほどいっぱいの珍しいお酒を角打ちで楽しめちゃうんですよねぇ。ここは、不思議さを兼ね備えた、超魅力的な酒屋さんなのです。
さて、角打ちを楽しむには、まずレジでお金を払います。(飲んだ後でも良いようです。)
その後、お酒を選びます。
もちろん単品で頼めますが、わたしのおすすめは「三種お試しセット」。800円で3種選び、御猪口1杯ずつ飲むことができますよ。
選んだお酒は店内真ん中のテーブルで飲みます。基本は立ちのみですが、椅子も少々準備してくれてます。
おつまみも欲しい方は、レジ横や店内の販売機で乾きものが販売されてます。近所においしい豆腐屋さんなどもありますので、そこで買ってきたものを持ち込むことも可能だそうです。とてもやさしいお店ですね。(^_-)-☆
わたしがいただいた3点
わたしは毎度、三種お試しセットをいただいてますが、この日も同じでございます。
今回いただいた三点のご紹介。一つ目は個人的イチオシの『讃岐くらうでぃ』。これは毎回真っ先に選んでしまいます。甘口でとても飲みやすい。まるでカルピスでも飲んでいるような感じです。なので飲み過ぎに注意しながら楽しんでおります。
残り二点は、毎度その場の雰囲気で選んでおります。
この日はこのカブトムシの絵が目に入って印象的でしたので、これに即決。栃木県の『かぶとむし2021』というもの。名前はそのまんまでしたね。さっぱりして、味は中辛ってところでしょうかね。飲みやすいものでした。
三点目は店主の方に選んでいただきました。このように選びかねてるときには、店主さんに自分の好みを伝えると、好みに合いそうないいお酒を紹介してもらえますよ。
ということで紹介してもらったのは、青森県の『プロトタイプ2021』というもの。あっさり系でやや甘口。とてものどごし爽やかで、いくらでも飲めちゃいそうなおいしいお酒でしたよ。
三種セットはこんな感じで出してくれます。目の前に出て来た時点でテンション上がっちゃうこと、間違いなし!
壁の絵画がもう一つの見どころ
角打ちをいただきながら、どうかお店の壁にもご注目ください。このアートの数々、定期的に入れ替わりながらいっぱい並んでおります。
これらはすべて、店主さんの作品です。絵も描かれているんですよね。さすがにコロナ時期はやってないそうですが、たまに個展も開かれてるほどの画家さんなのです。
ほろ酔い気分でアートの数々を眺めながら、ひとり静かに思いを巡らす時間というのも、やってみるといいものですよ。ぽ~っと見ながら、その絵から連想される過去の自分の経験を思い出して、振り返ってみてあのときはあれでよかったのかなぁ?、なんて考えたり。なんか、まるで自分が芸術がわかる人にでもなった気分です。
将来きっと町のトレンドスポットたるお店
たぶん界隈の日本酒好きの人がここを知ると、きっと好きになりそうなお店。また、お惣菜なり、コーヒー豆なり、町内外のいろんなお店がときどき出店され、ここで賑わっております。
自然と多くの人が集まってくる、このよはく酒店さん、近い将来はこの町の情報交流スポットとして大きな役割を果たしてくれそうな予感がしております。
個人的にも大事にしたいお店だなぁ、と思っております。もしお店で酔ってるわたしに出会ったら、気軽に一声かけてやってくださいね。!(^^)!
よはく酒店 住所:〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3579−3 1F-B 電話番号:0266-75-5371 営業時間:11:00~18:00 定休日:月、火、水 駐車場:あり(富士見駅の駐車場) 支払い:現金、各種クレジット
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